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FMR〜第9回ファミコンバトル〜大会レポート(後編) |
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前大会に引き続き、今回も3編に分けてレポートする。
第9回ファミコンバトルレポートの後編。
接戦を見事制し、チャンピオンに輝いたのは
果たして誰なのか!?
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ルール
1・得意ソフトをそれぞれ2本ずつ選択し、プラス全員で決めた2本を足して計12本のソフトで争う。
2・各ソフトのバトルルールはソフトを選んだ本人が決める。
3・ソフト1本につき一位4ポイント、二位3ポイント、三位2ポイント、四位1ポイントとする。
4・全ソフトを終え、合計して一番ポイントの高かった者を優勝とする。
5・純粋なるファミコン精神にのっとり、正々堂々戦うことを誓う。 |
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ソフト選択
小林名人・・・ロックマン、スターフォース
畦地名人・・・スペランカー、スパルタンX
藤田名人・・・ピンボール、ファミリーボクシング
安田名人・・・ドラクエ3、ワープマン
イデア矢尾・・・マリオブラザーズ、ボコスカウォーズ
全員で選択・・・ツインビー、スーパーマリオ
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第十バトル ロックマン |
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ソフト選択者・・・小林名人
バトルルール・・・1機で
どこまで進めるか。
(ルート固定)
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第十バトルに選択されたのはロックマン。
キバヤシレコードイベント「海の楽演祭」での種目にあった為、尋常ではない練習量をそれぞれ
積んでおり(イデア矢尾は除く)それゆえに高度なバトルが期待できる。
各名人、自信に満ち溢れていて闘争心も丸出しだ。まさに白熱のバトルが間違いなく展開される!!
ルールはロックバスターのみ、1機でどこまでいけるか。進むステージも固定、カットマン→
ガッツマン→アイスマン→ボンバーマン→ファイアーマン→エレキマンの順にすすんでもらう。
1番手、小林名人。カットマン、ガッツマンを華麗なテクで突破、そしてアイスマンも順調に
進み最大の難関「運が悪ければ落ちる台」まで到達。今まで彼は大会でここを突破したことがない
ほどに鬼門の場所、ここさえ突破できれば全面クリアも見えるのだが・・・なんと今回もここで
落下死!!強大なプレッシャーに押され、普段できるプレイができない、しかもここは彼にとって
鬼門、のしかかるプレッシャーは計り知れないだろう。小林名人は大会の中でこの「鬼門」を突破
できる日はくるのか!?ファミコンプリンスに懸けられた使命は大きい。
2番手、安田名人。カットマンを突破し事件が起こったのはガッツマンステージ開幕のリフトゾーン、
当初の難関であったそのゾーンで落下、記録は2面序盤・・・安田名人よ、あの血の滲む特訓は
なんだったのか・・・一瞬の油断が死を招いたのだった。
3番手、イデア矢尾。特訓をしていないイデアだが飲み込みは人一倍早い。
ある程度他人のプレイをみればそれを自分の技とし攻略する「ラーニング」という特殊能力を持つ
イデアは難なく2面へ、しかし安田名人の後を追うようにリフトから落下!!
死に方までもラーニングしてしまったのか、しかし落ちた地点が安田名人よりも先だったので
現時点では2位という形になった。
4番手、怒りの藤田名人。彼もまた手にタコができるほど特訓した名人の一人。
カットマン、ガッツマンを皆にロックファイトと呼ばれるギリギリの戦いで勝利し、辿り着いたのは
アイスマンステージ「運が悪ければ落ちる台」、意気揚々とジャンプで進むがプレッシャーに
耐えられなかったのか、3つ目のリフトで落下。惜しくも小林名人には届かなかった。
しかしこの「運が悪ければ落ちる台」のゾーン、見ていてわかるのだが本当に難しいのだ。
ジャンプする瞬間、着地する瞬間、緊張がひしひしと伝わってくる・・これは実際のプレイを見て
いただかなくてはいくら説明しようともわかるはずもないであろう。
ラストは畦地名人。毎日ロックマンを1時間練習していた成果がでるか。
カットマン、ガッツマンを余裕でクリア。そして難関の「運が悪ければ落ちる台」ゾーン。
なんと畦地名人はそのゾーンを突破したのである!!そしてそのまま完璧な攻略でアイスマン撃破!!
その瞬間、歓声が沸き起こった。大会記録更新である。そしてボンバーマンをも倒し、
その勢いで全クリアを狙ったが次のファイアーマンステージ中盤で盆ミス、火柱にあたりゲームオーバー。
しかし大会記録を大幅に更新した畦地名人。彼の勢いは止まらない、優勝は目前か!?
そして私たちは確信した。確実にこのファミコンバトルは進化していると!!
1位畦地名人4ポイント 2位小林名人3ポイント 3位藤田名人2ポイント 4位イデア矢尾1ポイント
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第十一バトル スーパーマリオブラザーズ |
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ソフト選択者・・・全員
バトルルール・・・1面
のクリアタイムを競う。
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次のバトルはお決まりのスーパーマリオ最速勝負。その名のとうり勝負は一瞬で決まる。
極度の緊張状態で最大限の力が出せるかどうか、精神力との戦いだ。
1番手は藤田名人、ひっかかりながらも珍しくゴール、記録は残りタイム337秒。
2番手、畦地名人。勢いを見せたかったが記録341秒、最速には遠かった。
3番手、小林名人。まだ優勝のチャンスは残されている、苦手とされるメンタルを克服したいところ。
しかし記録は342秒、1秒差で畦地名人を上回った。
4番手、安田名人。メンタルに強いとされる彼だったがなんと途中でタイミングが狂いクリボーに
あたって死亡、失格となってしまった。安田名人、ここにきて痛恨のミス。
ラストはイデア矢尾。このバトル初参加だというのになんと最後の難関の階段(右上画像参照)をも
突破し記録はなんと最速の348秒。すばらしいプレイであった。
順番を最後にもってくることにより他プレイヤーの攻略を見極めプレイする「ラーニング」。
しかもそれを一発勝負のバトルでやってのけるのがイデアの凄まじいところだ。
ストリートファイターチャンピオンシップの全国大会で数千人の中、第3位となり雑誌「ファミコン通信」
に掲載されたのは伊達ではなかった。彼に最後のプレイをさせてはいけない・・・
1位イデア矢尾4ポイント 2位小林名人3ポイント 3位畦地名人2ポイント 4位藤田名人1ポイント
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ソフト選択者・・・安田名人
バトルルール・・・死なずに
どこまで進めるか。
(薬草3個まで)
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最後のバトルはドラクエ3。ドラゴンクエストシリーズの人気を不動のものにした名作である。
ルールは以前と同じ、主人公はレベル1の状態で薬草を3つまで所持し、ひたすら逃げてナジミの塔の
頂点を目指す。敵とのエンカウントが多いか、またその敵が強いか弱いか、運の要素がほとんどだが
プレイヤーは「どのタイミングで薬草を使うか」というテクニックの要素もふくまれているバトル。
1番手は安田名人。薬草3個をうまく使い切るも洞窟出口である階段の1歩手前で強敵「いっかくうさぎ」
が出現、逃げ延びる事ができず瞬く間にゲームオーバーとなってしまった。
2番手は藤田名人。最後のプレイに気合充分の彼だったが途中、薬草を使うか使うまいか究極の選択を
迫られる局面を迎える、しかし適切な判断で記録を伸ばした藤田名人。
結局、ナジミの塔まで進入できたものの、その矢先に強敵「おおありくい」に攻撃を受けゲームオーバー。
3番手はイデア矢尾。さすがにこのソフトだけは彼の必殺技「ラーニング」も意味を持たない。
しかし天は悪魔に味方したのか、記録はナジミの塔4階、前回の記録と並ぶ優勝してもおかしくない位置
まで辿り着いた。薬草の使い方も絶妙であった。
4番手は畦地名人。彼がこのソフトのバトル提案者なのだが過去1度も良い記録を出した事がない。
しかし今回は違う、勢いがある!と自分に言い聞かせプレイ。しかし洞窟内で薬草を使い切るまもなく
ゲームオーバー・・・このソフトに本当に見放されているのか、最後の最後で苦渋を飲む結果となった。
ラストは小林名人。目標はイデアの叩き出した「ナジミの塔4階」。
最高の筋肉を見せつけながら悪に対しての正義のプレイ。驚く事にエンカウントが少なく難なく塔に
進入。そして奇跡の連続、最悪の敵「さそりばち」からも逃げ、なんとイデアの記録を抜きゴール寸前
まで辿りついたがあえなくゲームオーバー。当初、ゴールは不可能といわれていたこのバトルだったが
彼のプレイで「ゴールできるかもしれない」という光明が見えた。
ファミコンバトルは確実に進化している。このソフトで大会を重ねるうちに、いずれゴールする名人が
きっと現れるだろうと我々は確信した。
1位小林名人4ポイント 2位イデア矢尾3ポイント 3位藤田名人2ポイント 4位安田名人1ポイント
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戦いを終えた戦士達の
間には、正義や悪を
通り越して「友情」
が生まれたのである!
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第九回ファミコンバトル、長い戦いが終わった。
蓋を開けてみるとなんと優勝は2位と1ポイント差、しかも2位が同ポイントで2名いた。
1ポイントというわずかの差に3名人がひしめきあったのである。
そう、この結果でわかるとうり、1ポイントがいかに重要なのかがお分かりいただけるだろう。
どれかのバトルでほんの少し順位が変わっただけで優勝は大きく変わっていた今大会、
まさに誰が優勝してもおかしくはなかったのだ。
そして悪の名人イデア矢尾、初参戦ながら大会をおおきくかきまわしてバトルに恐怖と緊張、
そして面白みを与えてくれた。
戦いが終われば彼は忽然と姿を消したが、イデアの最後のセリフ「おまえら、熱かったぜ・・」
の一言で我々は悪と正義は分かりあえる・・・いや、悪も正義もなく、
その先に友情を感じたのである。
初代ファミコンスター「安田狂一」(右上画像)もきっとお喜びになられているだろう。
次は記念すべき「第10回ファミコンバトル」、第10回という節目に何が起こるのか!?
開催日時は未定だが、すべてのファミコンファンは熱狂すること間違いなしだ。
君の青春は止まらない、なぜならば我らのキバヤシファミコン四天王がここにいるからだ!!
すべてのファミコンファンへ 君たちの永遠のヒーロー「ファミコン四天王」より
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結果発表!! |
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優勝 安田名人 28ポイント
2位 小林名人 27ポイント
2位 畦地名人 27ポイント
4位 イデア矢尾 23ポイント
番外 藤田名人 16ポイント
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戻る |
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